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中国医学から見た便秘

2006.03.08 Wednesday | -

★便秘の4つのタイプ

西洋医学と東洋医学の違いは何か?
西洋医学では、同じ病に対して同じ薬を投与し、同じような治療を行ないます。
しかし、中国医学では、その人の体質や病の原因などから、同じ病を幾種類にも分析し、それぞれ全く違った処置・処方をするのです。

では、便秘に対して中国医学ではどのような見方をしているのでしょうか。
中国医学では、便秘は秘結(ひけつ)と呼ばれ、その原因から「熱秘」、「寒秘」、「燥秘」、「気秘」の4つのタイプに大きく分類されます。それぞれの症状と、代表的な対処法は次の通りです。


○熱秘

いつも体が熱っぽい、のぼせやすい、口が渇く――といった人に見受けられる便秘です。
熱秘の人は、体の中に熱を持ってしまうことにより、体液が減少し、その不足分を補うために腸内の便から水分を多量に吸収するようになります。そのため便が硬くなり、便秘になってしまうのです。

対処:水分や果物・生野菜などをたくさんとるよう努めます(ただし、水分は冷たいものは避けてください)。また、辛いもの、味の濃いものは、体の中で熱を発生させるので控えるようにしてください。


○寒秘

冷えにより腸の働きがにぶくなることにより起こってくる便秘で、冷え性の人によく起こります。
寒秘では、便は腸の中に長くとどまりますが、便の水分はあまり吸収されず、便の先端部のみが水分を吸い取られて硬くなります。便の先端は硬いが、後はドロドロ――という人は、寒秘を疑ってみてください。

対処:身体を暖める食べものを取りましょう。
(ニンジン、ゴボウ、レンコンなどの根菜類など)
また、適度な運動をするようにしてください。


○燥秘

燥秘には二つのタイプがあります。毎日排便する習慣がないために、便の水分が吸収されて乾燥し便秘になるタイプと、腸液の分泌低下により便が乾燥してしまうタイプです。

対処:
水分を十分に取り、規則正しい排便リズムを作るようにしてください。


○気秘


ストレスなどによる自律神経の失調により、腸管の運動に異常が起こり生じてくる便秘です。食欲不振、疲れやすい――といった人に多く見受けられます。

対処:ストレスの解消を心がけてください。




★便秘用の漢方薬


代表的な症状と対処法を挙げてみましたが、しつこい便秘は、ちょっと食習慣や生活習慣を変えるだけでは、なかなか改善されないかも知れません。そのような方は、信頼できる薬剤師や漢方医に相談して、便秘用の漢方薬を試してみるのもよいでしょう。

(漢方の処方となると、上記4種からさらに細かい分類が必要となるため、ここでは省略させていただきます)



★買ってはいけない――センナ


最後に一つご注意を。

一般の薬局で出回っている便秘薬に、センナや大黄(ダイオウ)があります。これらは天然の薬草なので、安心して使用できる――と思っている人も多いようですが、これは大間違い!

これらの薬草は習慣性が強く、単独で使用すると、次第に腸が硬くなっていき、便秘薬を大量に使わないと排便することが困難になっていきます。

ネットでは、売ることしか考えない薬局・薬店などが、センナの効果を大々的に宣伝していますが、決してだまされないようにしてください。

また現在、センナと飲んでいる人は、早めに縁を切ることをお勧めします。

(※正しく調合された漢方薬は、センナとは異なり、習慣性もなく、便秘を原因から根治します)
author : clover | comments (0) | trackbacks (105)


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