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病は飯から

2006.05.19 Friday | -

 
「病は飯から。食べるという字は、人が良くなると書く」


これは「仮面ライダーカブト」の主人公、天道総司のセリフであるが、まさに至言である。

前回書いたように、先日わたしは風邪を引いてしまった。
(だいぶよくなりましたが、まだ完治しておりません)

そこでわたしは、「風邪といえばビタミンC」――と思い、ビタミンCのサプリを大量に飲んでみた。

レモンにしておそらく数千個分のビタミンCを摂ったのではないだろうか。

だが、わたしにはこれが全然効かなかった。いっこうに症状が改善されないのだ。

そういえば、以前読んだ本にこんな記述があるのを思い出した。
――――――――――――――――――――――

栄養は、微量な栄養素同士が補完し合って働くものです。そのため、マルチビタミンという、さまざまなビタミンの複合剤をすすめられることも多いようです。

しかし、天然のビタミンではなく、合成のものを組み合わせたからといって、それが十分な働きをするかというと、けっしてそんなことはありません。

たとえば、体内でビタミンAに変わることから、「プロビタミンA」と呼ばれるベータカロテンは、よぐ利用されているサプリメントです。ベータカロテンはカロチノイドの一種ですが、カロチノイドには約六〇〇もの種類があります。天然の材料にはさまざまな種類のカロチノイドが入っていますが、その働きが確認されているのはごく一部です。

一つひとつの性質さえ十分に知られていないのに、それが二種類、三種類と一緒になった場合、その働きを分析することはほとんど不可能です。

自然界にはまだ解明されていない作用があり、また自然のなかで人間が食物としてきたものには絶妙の栄養バランスがあります。化学合成された物質をいくら組み合わせても、けっして天然のものと同じ働きはしてくれません。

ヨガには、「全食」という考え方があります。小魚なら頭から尻尾まで食べる。大根なら葉つばも皮もすべて食べる。このように全体を残さず食べることで、大自然の生命力のバランスを取り入れるという考え方です。

マルチビタミン剤には、そういう生命力のバランスというものがありません。人間が分析できる範囲内だけで、生命が成り立っているわけではありません。ビタミンの働きそのものが非常に精妙なのですから、合成のビタミン剤では、とても自然のものに代わる役割は果たせないと考えたほうがいいのではないでしょうか。


(内海由美子著『こんなサプリメント飲んではいけない』より)

――――――――――――――――――――――

つまり、合成ビタミン剤は、天然のビタミンの代わりにはならないということだ。


……なので、天然のものでビタミンCが豊富なものがないか、(しんどくて買い物に出かけられなかったので)冷蔵庫の中を探ったところ、大根があった。なので、とりあえず、大量に大根おろしを作って食べた。

それから、風邪にはニラとショウガというのが定番だったのを思い出し、冷蔵庫にあったショウガをすりおろしてショウガ湯を作って飲んだ。

すると、確かにこれらには効果があったようで、少し楽になった感覚があったように思う。

(しかし、時間が経つとまたぶり返し、やっとある程度回復できたのは水曜夜になってからであるが)


       *      *      *


以前テレビで、炭水化物中心の、栄養のない食べ物ばかりを食べて、しかしサプリだけはガバガバ摂って……という人を取り上げていた。確かこの人は、計算上は、各種ビタミン・ミネラルの所要量を摂っていたと思う。しかし、その人を病院に連れて行き、健康診断をしてみたところ、非常に不健康であることを示す数値が出ていた。


やはり、サプリはあくまで補助にすぎないのだ。


もちろん、補助は補助として有効ではある。
わたし自身、特にCo-Q10や、亜鉛サプリの効果には強い確信を持っている。


だが、サプリに依存するような食生活は、絶対にしてはならない。


「病は飯から。食べるという字は、人が良くなると書く」


健康は、正しい食の実践から始まるのだ。


 
author : clover | comments (0) | trackbacks (321)


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