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おなじみの家庭料理――みそ汁で健康・長寿を

2006.05.30 Tuesday | 健康法あれこれ > 食事・健康食品・サプリメント

 みそ汁といえば、おなじみの家庭料理である。かつお節などで出汁を取り、食材を煮て最後にみそを入れるというシンプルな作りだが、このみそ汁、今も昔も、わたしたち日本人には欠かすことのできない健康食品の一つになっている。

 まず、みそについて調べてみると、次のような効果があることがわかった。

(1)老化防止効果
(2)胃潰瘍防止効果
(3)がん予防効果
(4)消化促進作用
(5)タバコの害を防止
(6)放射性物質の除去
(7)毒素分解作用(整腸作用)

参考:http://www.misoya.com/knowledge/kounou.html

 確かにこれを見ると、みそはまさに万能薬といえそうである。
 実際、がん予防効果に関して、厚生労働省研究班が日本人女性2万人を対象にした調査によると、みそ汁や豆腐なども大豆食品を毎日摂っている女性は、それらをほとんど食しない人よりも、乳がんの発生率が約半分になったそうだ。大豆の中に含まれるイソフラボンという成分が、がんの予防に優れた効き目を発揮するらしい
 もちろん乳がんだけでなく、胃がん・肝臓がん・大腸がんの予防にも効果を発揮することが確認されている。

 ところで、皆さんは、このみそ汁のルーツをご存じだろうか。

 みそ汁が現在のような形で食卓に登場したのは、室町時代といわれている。しかし、そのルーツをさらにたどっていくと、邪馬台国の時代にまでさかのぼることができる。紀元5世紀の前半に中国で編纂された『後漢書倭伝(ごかんしょわでん)』という史書の中に、「冬夏菜茹(とうかさいじょ)」という言葉があり、これは、古代日本人が一年を通して季節野菜を煮て食べていたことを表している(このころに「みそ」が使われていたかどうかは不明だが……)。

 食文化史研究家の永山久夫氏は、その著書『世界一の長寿食』の中で、当時の野菜スープを現代風に再現し、その作り方を紹介している。その名も「卑弥呼(ひみこ)100歳スープ」――。なぜ「100歳スープ」なのかというと、当時の日本人は、この質素な菜食によって長寿を誇っていたからだそうだ。
 同史書には、「多くは寿考(じゅこう)、100余歳に至る者、はなはだ多し」という記述があって、当時の日本人の多くが100歳を超えて生きていたことを示している。

 つまり日本人は、この古代の野菜スープにみそを合体させることによって、優れた健康・長寿食を生み出したことになる。それがみそ汁なのである。

 以下、参考までに、みそ汁の原点ともいえる「卑弥呼100歳スープの作り方」を引用しておくので、ぜひお試しいただきたい。

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◇卑弥呼100歳スープの作り方
 ① 鍋に入れる野菜は5種類以上とします。
 ② 食べやすい大きさに切り、全部いっしょに入れます。
 ③ 緑黄野菜を中心にして、難しく考えることはありません。
 ④ 水は野菜の3倍ほど入れます。
 ⑤ 古代野菜にニンジンや大根、カブ、キャベツの葉、ジャガイモ、タマネギ、カボチャなどを加えるのもよいでしょう。
 ⑥ 1時間ほどトロ火で煮込みます。
 ⑦ みそで味を付けてもかまいません。
 ⑧ みそには発ガン抑制効果もあるといわれ、成人病を撃退する作用も倍増します。
 ⑨ カボチャやジャガイモを入れるととろみがついて味がよくなります。
            (永山久夫著『世界一の長寿食』)
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